何もしたくない
概要
仕事や家事はもちろん、起き上がることや着替えることさえ「面倒」「やる気が出ない」と感じる状態です。強い疲労やストレスでも起こりますが、うつ病の重要なサインであることも少なくありません。
主な特徴
- 朝起きるのがつらく、布団から出られない
- 必要最低限のことだけで精一杯になる
- 「怠けている」と自分を責めてしまう
- 涙が出る、食欲がない、眠れない/寝すぎてしまう、など他の症状も伴うことがある
原因・背景
うつ病や適応障害などの気分の病気、心身の疲労が蓄積したバーンアウト状態、痛みや持病など身体面のつらさ、長期間の過重労働や誰にも相談できないストレスなどが原因になります。
当院での対応方法
「何もしたくない」状態を、怠けではなく体と心からのサインとして一緒に理解していきます。うつ病などの可能性を評価し、必要に応じて休職や勤務調整も含めて検討します。症状や重症度に応じて、抗うつ薬や睡眠を整えるお薬、場合によっては抗不安薬などの薬物療法を行い、心身のエネルギーを少しずつ回復させていきます。いきなり「がんばる」のではなく、「できることを少しだけ増やす」ステップを一緒に考え、必要に応じて就労支援機関やカウンセリングとも連携します。