パニック障害
概要
突然、「このまま死んでしまうのでは」と感じるほどの強い動悸・呼吸困難・めまいなどに襲われる「パニック発作」を繰り返す病気です。検査をしても心臓や肺に異常が見つからないことが多く、「また発作が起きたらどうしよう」という予期不安が続きます。
主な特徴
- 突然の動悸・息苦しさ・胸の痛み・めまい・手足の震え
- 「気が遠くなりそう」「このまま死ぬのではないか」という強い恐怖
- 再発を恐れて、電車・人混み・一人での外出などを避けるようになる
- 検査では異常がないと言われるが、症状がつらい
原因・背景
不安を感じやすい気質、強いストレスや生活環境の変化、自律神経の過敏さや呼吸の乱れ(過呼吸)、アルコール・カフェイン・喫煙など生活習慣が関与することもあります。
当院での対応方法
これまでの発作の状況(場所・時間・症状)を詳しく伺い、他の身体疾患との鑑別も行います。薬物療法として、パニック障害に有効性が確認されている抗うつ薬(SSRIなど)や、必要に応じて抗不安薬を用いて発作の頻度と強さを減らしていきます。呼吸法(ゆっくりとした腹式呼吸)や、発作時の対処法を一緒に練習し、「発作が起きても対処できる」という感覚を育てていきます。避けるようになってしまった場所にも、少しずつ慣らしていく認知行動療法的なアプローチも取り入れます。